■私たちのために戦ってくださる神様
「ヨシュア記 23章：2節〜10節」
23:2
ヨシュアは全イスラエル、その長老たちや、かしらたちや、さばきつかさたち、およびつかさたちを呼び寄せて彼らに言った。「私は年を重ねて、老人になった。
23:3
あなたがたは、あなたがたの神、主が、あなたがたのために、これらすべての国々に行なったことをことごとく見た。あなたがたのために戦ったのは、あなたがたの神、主だからである。
23:4
見よ。私は、ヨルダン川から日の入るほうの大海まで、これらの残っている国々と、すでに私が断ち滅ぼしたすべての国々とを、相続地として、くじによってあなたがたの部族に分け与えた。
23:5
あなたがたの神、主ご自身が、あなたがたの前から彼らを追いやり、あなたがたの目の前から追い払う。あなたがたは、あなたがたの神、主があなたがたに告げたように、彼らの地を占領しなければならない。
23:6
あなたがたは、モーセの律法の書にしるされていることを、ことごとく断固として守り行ない、そこから右にも左にもそれてはならない。
23:7
あなたがたは、これらの国民、あなたがたの中に残っているこれらの国民と交わってはならない。彼らの神々の名を口にしてはならない。それらによって誓ってはならない。それらに仕えてはならない。それらを拝んではならない。
23:8
ただ、今日までしてきたように、あなたがたの神、主にすがらなければならない。
23:9
主が、大きくて強い国々を、あなたがたの前から追い払ったので、今日まで、だれもあなたがたの前に立ちはだかることのできる者はいなかった。
23:10
あなたがたのひとりだけで千人を追うことができる。あなたがたの神、主ご自身が、あなたがたに約束したとおり、あなたがたのために戦われるからである。
ヨシュアは年老い、死を目の前にしてイスラエルの民たちに教訓として、『神にすがったら、主である神様があなたがたのために戦われる。』と言いました(8節〜10節参照)。
選ばれた民たちのために戦われる神様に関して、最初に言い及ぼされたのは、‘出エジプト’したイスラエルの民たちがエジプト軍の追撃を受けて、紅海の前で進退両難の危機に陥っていた時でありました。その時モーセは、『主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない。』(出エジプト記14：14)と、大胆に宣言しました。それでは、神様はどのような時に私たちのために戦ってくださるでしょうか？
神様は、私たちが神様の側に立っている時、私たちのために戦ってくださいます。人たちは祈る時、｢神様。私の味方になってください。｣と祈りますが、それは間違った祈りです。私たちは、｢神様！私が神様の味方になるようにしてください。｣と祈らなければなりません。
また、神様は私たちが祈る時、私たちのために戦ってくださいます。イスラエルの民たちがレフィディムに来た時、アマレクが攻撃して来ました。この時、モーセは丘の上で戦場を見下ろしながら祈りました。モーセが手を上げて祈ると、イスラエルが勝ち、手を下ろして祈ることを止めると、アマレクが勝ちました。これは、モーセが祈るか祈らないかかによって、戦争の形勢が変わったということです。それで、アロンとフルがモーセの両側でモーセの手をつかんで上げていたところ、イスラエルが大勝利を得るようになりました。
そして、神様は私たちが神様に賛美を捧げる時、私たちのために戦ってくださいます。モアブ、アモン、及び彼らに合流したアモン部族の連合軍がユダに侵攻して来た時、ヨシャパテ王は民たちと一緒に神様に叫び呼ばわりました。そうするや、神様はヤハジェルを通して、『この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いである。』(歴代誌第二20：15参照)と仰せられることにより、神様が親しく戦争で戦ってくださることを確証してくださいました。
これに対して、ヨシャパテ王は賛美隊を組織し、軍隊の前で神様に賛美を捧げるようにしました。それで、賛美隊が賛美を捧げる始めるや、神様は彼らのために戦ってくださり、イスラエルは刀を一度も振り回さずに、大勝利を収めました。
私たちは、神様がいつも私たちのために戦ってくださる、ということを信じなければなりません。神様が私たちと共に居てくださり、私たちのために戦ってくださるのですから、私たちは神様に絶えず賛美を捧げながら、信仰をもって生きて行かなければならないのです。
お祈り
勝利者であられる、わが父なる神様！
神様の側に立っている者のために、主が親しく戦ってくださり、勝利を得るようにしてくださって有り難うございます。いつも、私たち家族が皆、神様の側に立って祈り、賛美を捧げることで、勝利する人生を生きて行けるように助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン！
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