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5月15日


■先にすべき事

「士師記 18章 5節〜7節」

18: 5 彼らはその若者に言った。「どうぞ、神に伺ってください。私たちのしているこの旅が、成功するかどうかを知りたいのです。」
18: 6 その祭司は彼らに言った。「安心して行きなさい。あなたがたのしている旅は、主が認めておられます。」
18: 7 五人の者は進んで行って、ライシュに着き、そこの住民を見ると、彼らは安らかに住んでおり、シドン人のならわしに従って、平穏で安心しきっていた。この地には足りないものは何もなく、押えつける者もなかった。彼らはシドン人から遠く離れており、そのうえ、だれとも交渉がなかった。




神様は、ダン部族に相続地を分け与えてくださり、彼らに、そこに住んでいる住民たちを追い出して、そこを占領しなさいと言われました(ヨシュア記19:40〜46参照)。しかしダン部族は、住民たちの強力な抵抗にぶつかって、その地を占領するのに時間がかかりました(士師記1:34参照)。そうなるや、ダン部族の指導者たちは神様の御心に反する計画を立てました。彼らの意のままに相続地を探しに出かけることにしたのです。


不幸にもダン部族は、神様が果たして彼らがしていることを喜んでくださるかどうかを、神様にお伺いせずに、その計画を実行に移しました。彼らは堅固な信仰ももって居らず、信仰の分別力もなかったのです。


ダン部族の人たちは、五人の勇士を選び出し、彼らを派遣して土地を偵察し、調べることにしました。五人の偵察隊員が進んで行ってライシュに到着し、そこを偵察したところ、そこの住民たちは戦争の準備ができておらず、ダン族がたやすく攻撃することができそうでありました。またそこには、足りないものが何もなく、水も豊かでありました。ダン族は、ライシュは神様が自分たちに与えて下さった土地であると確信するようになりました。しかし、それは神様の御心ではありませんでした。


自分たちのしていることがすべて順調にはかどる時、私たちは人間的思考と判断で、自分たちのしていることが神様の御心に適うものであると考えるようになります。人たちは自分がしたことの結果だけを見て、すべてを判断しやすいのです。しかし、神様はそのことの結果よりも、過程をもっと重要視されます。


ですから私たちは、私たちなりに「これが神様の御心なのだ。」と思って、性急にすべてのことを決定してはなりません。どんなことをしようとも、先ず、神様の御心が何かを知ってから、仕事を進めなければならないのです。




お祈り

私たちの主であられる、父なる神様! 「人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。」(箴言16:9)ことを、知っています。愛であられる神様!何事も、私たちの人間的思考とか判断で行わないように助けてください。そして、何をするにも先ず神様に祈り、神様の御心を知ってから実践するように導いてください。  イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!