■私たちを破壊する敵たち
「士師記 2章:1節〜3節」
2:1
さて、主の使いがギルガルからボキムに上って来て言った。「わたしはあなたがたをエジプトから上らせて、あなたがたの先祖に誓った地に連れて来て言った。『わたしはあなたがたとの契約を決して破らない。
2:2
あなたがたはこの地の住民と契約を結んではならない。彼らの祭壇を取りこわさなければならない。』ところが、あなたがたはわたしの声に聞き従わなかった。なぜこのようなことをしたのか。
2:3 それゆえわたしは言う。『わたしはあなたがたの前から彼らを追い出さない。彼らはあなたがたの敵となり、彼らの神々はあなたがたにとってわなとなる。』」
イスラエルの民たちは、あなたがたはこの地の住民と契約を結んではならない。彼らの祭壇を取りこわさなければならない。彼らを聖絶しなさい、と言われた神様の命令に、従順に聞き従いませんでした。その結果、イスラエルの民たちはそこの住民たちによって苦しみに会うようになり、彼らの偶像と邪神を崇拝して、わなにかかるようになりました。
同様に、イエス様の十字架を通して私たちに与えられた‘霊的なカナンの地’にも、まだ追い出されずに、私たちに敵対する敵たちが凄く多いです。これらを完全においださなければ、私たちがこれらに盗まれ、滅ぼされる悲劇に遭うようになるのです。皆さん、クリスチャンたちが勝ち取らなければならない‘カナンの地’にはどんな敵たちがいるのでしょうか?
第1番目に、貪欲の敵がいます。貪欲は偶像崇拝です(コロサイ人への手紙3:5参照)。それで、貪欲に捕らわれたら神様から憎まれ、見捨てられるようになるのです。
第2番目に、淫乱と放蕩の敵がいます。淫乱と放蕩は、神様の聖殿である体に罪を犯すことです(コリント人への手紙第一3:16〜17、6:18〜19参照)。
第3番目には、高慢の敵がいます。高慢とは、自分の価値を誇大評価することです。神様は高慢な人たちに敵対なさいます(ペテロの手紙第一5:5参照)。
第4番目には、憎悪と憤怒と嫉妬の敵がいます。憎悪と憤怒と嫉妬は精神的殺人なのです。これらは、他人は勿論のこと、自分自身までも破滅させる敵です。
第5番目に、偽りの敵がいます。目の前の利益のために嘘を言い、人を欺くことは、その場での利益はあるかも知れませんが、結局は人たちから見捨てられる結果を招きます。
第6番目に、疾病の敵がいます。クリスチャンは、自分の疾病を宿命のように思ってはなりません。主は、私たちの精神的、肉体的の病を癒してあげようと願っておられます。
第7番目には、貧乏と呪いの敵がいます。イエス様は、貧乏と呪いを十字架の上で清算なさり、富と幸いを私たちに与えてくださいました。
私たちは、このような敵たちを完全に追い出すことによって、神様が与えて下さった‘カナンの地’の祝福を完全に享受しなければならないのです。
お祈り
全知全能であられる、わが父なる神様!私たちの人生の中には、私たちに刃向かい、敵対し、破壊しようとする敵たちがいかに多いか知れません。神様の御言葉に従順に聞き従い、私たちの周りから敵悪魔たちを完全に追い出し、神様が与えて下さった祝福を完全に享受することができるように、私たちを助けてください。イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!
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